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──ようこそ、東雲図書館へ。
舞台は都会から離れた片田舎、そこにある小さな図書館。
うだるような暑さと、傷を負った右足をかばいながら主人公は
涼しい館内へと足を踏み入れた。
文学にはおよそ興味のないスポーツマンの主人公。
そんな彼を図書館に連れてきてくれたお節介な親戚のお兄さん。
小さな図書館をまとめる優しい館長。
あからさまに主人公を目の敵にしてくる嫌味な司書。
図書館アルバイトとしての主人公の夏が始まる──
──話が違うじゃないか。
図書館でのアルバイトをこなしながらも主人公は知らずしらずに、
三人の男の心の内側に触れてしまう。
たった数日のアルバイトのはずが、そこでの出来事は
容赦なく彼らの人生を狂わせていく──

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